貿易での会話1

HPもまだ中途半端な感じですが、日ごろ貿易実務をこなす中でよく使われる言葉についてチョット紹介していきます。

 

<輸入編>

 

「〇〇さんP/Iのサインバックお願いしますね。」

これ、日常で頻繁に出てくる会話です。

 

P/Iって・・・・・

PROFORMA INVOICEの略なんです。

では、このPROFORMA INVOICEとは何でしょうか。

 

日本語訳としては「仮送り状」「見積書」となります。

どういった場面で使われるかといいますと、(ざっくりですが)

①サプライヤー(売主)へ商品の引き合いをします。(仕様書による生産依頼や現品そのもの)

②サプライヤーは見積書を買主へ提示します。(QUOTATION SHEET)

③条件が合えば買主は売主へ「注文書」を送ります。(メールまたはFAX)

④「注文書」を受け取った売主はPROFORMA INVOICEを送ります。(メールまたはFAX)

⑤買主はそのPROFORMA INVOICEの内容を確認し、引き合い時の交渉に沿った内容の記載になっているか

 確認をします。

⑥条件通り又は承認できればPROFORMA INVOICEの下部に自筆のサインをし、売主へ返信します。(メールまたはFAX)

この一連の行為がさきほどの会話の内容になるんです。

 

本当にざっくりでごく一部の内容ですが、結構ここでの「サインバック」の行為が全ての取引の出発点になります。

とても重要なんですね。

 

私も過去に何度か記載内容の見落としに気づかずサインバックしてしまった経験があります。

売主と友好な関係であれば修正も聞いていただけますが、間違えればとても重大な問題を引き起こすことにもなりますので

緊張する場面です。

 

<輸入編>として一例をあげましたが<輸出>でもその逆の行為ですので一字一句気を使いましょう。

ちなみに貿易ではこれらは英語で取り交わすことが基本になります。

 

 日の為替仲値 1$=¥113.69

 *私個人で入手した情報です。何ら保障はできませんのでご了承ください